
医療機関の診療報酬請求権を債券化した金融商品=「レセプト債」を、発行元の会社が債務超過なのを隠して販売したとして、証券取引等監視委員会は、東京の証券会社などの強制調査に乗り出しました。
金融商品取引法違反の虚偽告知の疑いで強制調査を受けているのは、今月倒産した東京・中央区の「アーツ証券」や、破産した資産運用会社「オプティファクター」の関係先、数か所です。
監視委員会の調べによりますと、アーツ証券は、2013年10月ごろには『オプティ社』が債務超過状態だと把握したにもかかわらず、『オプティ社』発行の「レセプト債」を、「運用は安定している」などと説明し販売していたということです。
『オプティ社』は去年、破産し、投資家には総額227億円分が払い戻されておらず、監視委員会は、刑事告発を視野に調査を進めるものとみられます。(
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