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デキない男が必ず質問で使う「3つの言葉」

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「DFDN男」、職場にいらっしゃると思います。DFDNとは、「デキるふりしたデキないオトコ」の略ですが、こういう時にばれるんだな……と気づかされたある出来事があります。

仕事の会話が盛り上がらない


この連載の過去記事はこちら

それは「若手論客」として鳴り物入りで登壇したある男性と、著名な論客さんとのトークイベントでの出来事でした。持ち上げられたけど実力が伴わない感じの若手論客さん、著名論客の発言にうまく返しや質問ができず、すべて「おっしゃるとおりで、ボクも〜は重要だと思いますッ!」の繰り返し。

若手論客さん本人は気づいていませんが、なんでも「おっしゃるとおり」の連続攻撃で対談がさっぱり盛り上がりません。徐々に若手論客クンのレベルに気づき出した会場の空気がいたたまれなかったのを鮮明に覚えています。

DFDN男の特徴は、仕事の会話が盛り上がらないことです。本人は気づかないのですが。そして、その原因は相手の発言を受けて返すチカラ〜「質問力」にあるようです。

「はたらく女性のかていきょうし」として働く女性のお仕事コンサルやセミナーをやっていると、本当にデキる人とDFDN男の見分け方をご紹介すると結構喜ばれます。それだけ日本のビジネスの現場で「デキるふりしたデキない男」のやり方が、まだまだまかり通ってる証拠なのかもしれません。

今回は「質問力」でデキるふりしたデキない男とデキる人を見分けるお作法を考えます。

そもそも「質問力」とは何でしょう? 会話を盛り上げる力なので、コミュニケーションの観点で2つの要素に分解すると考えやすいと思います。

・言葉:質問をする時の言葉や話し方


・文法:質問の構成や、思考の型

まずは質問する時に使う言葉から考えます。DFDN男〜デキるふりしたデキない男の会話を観察してると、次の3ステップで質問をしています。

デキるふりしたデキない男の質問3ステップ



デキない男は理解しているふりをするから、会話が成立しない

①「なるほど」

まずはこの返しです。理解してないけどわかったつもり。「なるほど」の一言だけ返して質問しない。若手のデキるふり男子に多いようです。本人は気づきませんが、上司先輩から説明を受けての「なるほど返し」は、わかってないんじゃないかと相手を不安にさせます。

②「おっしゃるとおりで〜」

次にこの返しです。相手の発言を受け入れてるようで、実態は丸ごとスルー。本人に自覚はありませんが、自分の言いたいことを早く言うため、ほかの話題へ切り替えるために使う言葉です。発言した相手にスルーされた印象を与えてしまいます。

③「一つだけ質問いいですか?」

そして質問。よく耳にするフレーズだと思います。何か鋭い質問が来るのかと期待させますが、重箱の隅をつついた指摘だったり、内容がわかっていないのでズレた質問だったりする傾向が強いです。会話が発展せず、もう一度最初から説明する羽目になることも。

デキない男子の質問は、一見理解してるようで実は会話が成立してません。テニスやバレーボールのようなスポーツにたとえると、ラリーが続かない状態で話しが盛り上がらない。

デキる人の質問も、3つのステップですが、デキない男の3ステップとは違います。

本当にデキる人の質問3ステップ



デキる人は会話のラリーが生まれる質問の仕方をする

①繰り返す

相手が「ここが課題です」と言ったら、「ここが課題ですか」と繰り返す。あるいは「ここを何とかしなければいけない、と考えられてるわけですね」と自分の言葉で繰り返す。話してる相手が「そうなんですよ。それでね……」とより詳しい説明を自然と続けたくなります。

②乗っかる

「私も似た感じのことを考えていたのですが〜」「私もそこが気になってたんですけど〜」と相手の発言に乗っかって自分の考えを伝える。「おっしゃるとおり」と違って、意見をくんでもらった印象を相手に与えるので議論が弾みます。

③私がわかってないのかも知れませんが……

……と切り出す人は、話の構成を整理して質問することが多いようです。たとえば「課題の解決を3ステップで進めていくという理解でよいでしょうか?」「2ステップ目がイメージがつかめなかったのですが、どう進めていきますか?」と、自分なりにこう理解したよと、体系的に説明してわからない部分を質問します。明確で建設的な質問なのでより会話が盛り上がります。

繰り返し、乗っかると相手も返しやすいので会話のラリーが生まれます。そして重箱の隅をつついた「一つだけ質問」ではなく、相手の話全体を整理して質問するので会話が発展しやすい。質問の時に使ってる言葉だけでも、デキる人とデキるふり男を見分ける大きなヒントが隠されています。

次に、質問する時に使う「文法」について考えます。ここで言う「文法」とは主語述語といった意味の文法ではなく、話や考えを整理する「型」のようなものです。

デキるふりしたデキない男〜DFDN男は、仕事の会話を学校のテストみたいな「正解」のある問いと考えがちです。相手の話を「正解」と考えて「なるほど」「おっしゃるとおり」と返す。相手の間違いを探して指摘すると「正解」と思ってるから「一つだけ」重箱の隅をつつく。正解のある間違い探しという型が、DFDN男の「文法」です。


デキる人は相手の話を構成に整理して、わからない部分を質問します。相手の言ってることを自分なりに整理するのが、デキる人の質問「文法」。文法の型は話のテーマで変わりますが、究極的には4つの文法に集約されます。

実はこの4つの文法には共通点があります。すべてアーティストDAIGOさんのDAI語録みたいな、アルファベットの略語なんです。

デキる人の質問・4つの文法



デキる人の思考はDAI語で表現できる!

①MMM
「目的、目標、問題」の略。何をやるべきかがテーマの時に話の構成を整理する型です。
・目的:なんでそれをしたいのか、それをするとどんなよいことあるのか
・目標:目的をみんながわかるように数値化したら何になるか
・問題:目標数値と現実に、どれだけGAPがあるのか
そして課題〜どうやったら、そのGAPを埋めれるのかを考えます。

②IPO
「Inputo Process Output」の略。やるべきことは決まっていて、どうやるかがテーマの時に整理する型です。
・Input:どんな情報や材料が必要か
・Process:どうやって作業を進めるか、どんな方法で作るか
・Output:どんな物、どんな資料をつくるか

③QCD
「Quality Cost Delivery」の略。何を作るか(Output)が決まっていて、どう仕上げるかがテーマの時に整理する型です。
・Quality:どれくらい丁寧につくるか、どれくらい仕上がりが粗くてもよいのか
・Cost:どれくら手間や人手をかけるか、かけないか
・Delivery:スピード重視かゆっくりでもよいか

④PDC
「Plan Do Check」の略。仕上げ方が決まり、アクションの進め方を整理する型です。
・Plan:予定
・Do:実行
・Check:実行状況を予定と比べる
そして予定どおり進んでいないなら、Action〜対策をうつ。

答えと間違い(正しいか合ってるか)、相手の話の理解(どういう内容か)。DFDN男子とデキる人との違いは、質問で何を探しているかに尽きるのかもしれません。人の魅力を表現してきたある小説家も、こんな言葉を作品に残しています。

人間のことを善人だとか、悪人だとか、そんなふうに区別するのはばかげたことですよ。人というのは魅力があるか、さもなければ退屈か、そのいずれかですからね。








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